開発-厚塗9
さて、日にちも空いたのでちょっとでも・・・
厚塗6の試験でSSTの剥離幅に差がみられなかったので、今までの結果と経験から、配合を検討しどうなるか見てみた。
右上に同じとした部分は、塗料が全く同じ物を使用したにも関わらず上段の剥離幅は5mmで下段のそれは3.5mmと明らかに少ない。更に比較塗料の結果もまちまちである。
同じ塗料でも同じ結果にならない難しさをお伝えしたい !
ここから先は経験で要因の推測と結論を決定します。それがあっているかを検証し、想定通りの結果であればそれが正しかったとします。
ちなみに画像の下段一番左はプライマーなしであり全面剥離(テープ幅剥離)しています。プライマーの必要性が確認出来ます。
想定通りの結果だった画像。
試験 SST = 1日間連続噴霧 + 5日間放置 + 7日間連続噴霧
素材 SPCC-SB (鉄ミガキ鋼板)
※トラブルによりサイクル試験 (繰り返す) の様になり通常のSSTよりも「厳しい」と予測されます。
上塗りニトロセルロースラッカーでありSSTの試験期間も1+5+7日と長いにも関わらず (鉄 SPCC-SBで) 左 2.5mm と 左から2番目 2.0mmと言う結果であった。優秀であると思います。
◎画像 塗料の違いについて
開発者はこの塗料にエポキシ樹脂を数種類使用しています。その内1種類の割合を左より減らして行き、右の塗料には全くないと言う物をテストしました。(エポキシ樹脂総量は同じで割合を変更)
◇開発者の悩ましく思っている所
塩水噴霧の一番良い物は一次密着の切り口が少し汚い。どちらを優先すればよいか・・・
つづく