「サイクロンスプレー PRO FACE」は多くの比較試験から作られた一液変性エポキシ樹脂塗料です。
試験結果に裏付けされた性能をご覧ください。
また、様々な疑問や新しい試験データ等の情報を掲載いたします。「開発ブログ」のコーナーも是非ご覧ください。
information性能情報
基本性能
試験条件
- 前処理
- ラッカーシンナー脱脂 (ドブ漬けのみ#400研磨)
- 膜厚測定
- 電磁式膜厚計
- 鉛筆硬度
- 三菱ユニ 評価=キヅ付き
- 一次密着
- 1mm間隔 10×10マス セロテープ剥離 (ニチバン)
- 耐衝撃性
- デュポン式 1/2インチ 500g 単位cm
- 耐水性
- 40℃ 水×168時間 浸漬 評価 = 二次密着
- 塩水噴霧試験
- 35℃ 5% NaCℓ× 168時間 連続噴霧 最大片側剥離幅 単位mm
- 耐酸性
- 5% H2SO4 スポット浸漬
- 耐アルカリ性
- 5% NaOH スポット浸漬
- 下塗り
- プライマー サイクロン スプレー
- 上塗り
- 自然乾燥 = 2液型ウレタン樹脂塗料 焼付乾燥 = 焼付アクリル樹脂塗料
自然乾燥 (乾燥に1週間) 他社との性能比較
素 材 | SPCC-SB ( 鉄 ) | |
---|---|---|
製品名 | サイクロンスプレー PROFACE |
他社 エアゾール |
上塗り 膜厚 | 30±5μ | 30±5μ |
下塗り 膜厚 | 15μ | 30 μ |
鉛筆硬度 | 2H | H |
一次密着 | 100/100 | 85/100 |
耐衝撃性 | 30 | 5↓ |
耐水性 | 100/100 | ブリスター 全面剥離 |
SST | 3 | 4 |
耐酸性 | ◎ | ◎ |
耐アルカリ性 | ◎ | ◎ |
※自然乾燥 鉄系素材のみSST = 72h
素 材 | A5052P (アルミ) | |
---|---|---|
製品名 | サイクロンスプレー PRO FACE |
他社 エアゾール |
上塗り 膜厚 | 30±5μ | 30±5μ |
下塗り 膜厚 | 15μ | 30 μ |
鉛筆硬度 | --- | --- |
一次密着 | 100/100 | 80/100 |
耐衝撃性 | 45 | 10 |
耐水性 | 100/100 | ブリスター 全面剥離 |
SST | 0 | 全面剥離 |
耐酸性 | ◎ | ◎ |
耐アルカリ性 | ◎ | ◎ |
※SST = 168h
自然乾燥 その他各種素材
素材 | SS400 | 電気亜鉛 | 溶融亜鉛 | SUS304 |
---|---|---|---|---|
鉛筆硬度 | 2H | --- | --- | --- |
一次密着 | 100/100 | 100/100 | 100/100 | 100/100 |
耐衝撃性 | 30 | 25 | 30 | 40 |
耐水性 | 100/100 | 100/100 | 100/100 | 100/100 |
SST | 5 | 2 | 全面剥離 | 0 |
耐酸性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
耐アルカリ性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
塗装膜厚 膜厚 (上/下) = 25/15μm
焼付乾燥 各種素材 150℃×20分焼付乾燥
素材 | SPCC-SB | SS400 | 電気亜鉛 | 溶融亜鉛 | A5052P | SUS304 |
---|---|---|---|---|---|---|
鉛筆硬度 | F | --- | --- | --- | --- | --- |
一次密着 | 100/100 | 100/100 | 100/100 | 100/100 | 100/100 | 100/100 |
耐衝撃性 | 50↑ | 15 | 40 | 45 | 30 | 50↑ |
耐水性 | 100/100 | 100/100 | 100/100 | 100/100 | 100/100 | 100/100 |
SST | 1 | 1.5 | ※点 4 | 10 | 0 | 0 |
耐酸性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
耐アルカリ性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
塗装膜厚 膜厚 (上/下) = 23/15μm ※一部分のみ点の形で4mm剥離個所あり
SPCC-SB = 鉄、SS400 = 鉄 (黒皮)、A5052P = アルミ、SUS304 = ステンレス、(電気、溶融)亜鉛 = 鉄の周りに亜鉛メッキ処理した物
結果の見方 (分かり易く説明します)
- 一次密着
- カッターで100マスに切ります。 セロテープを付け、剥がした時、各マスに残っている数を数えます。※直観的に説明出来るのでこの方法で示します。最新JISとは違います。
- 耐衝撃性
- 重りを上から落とした時に、塗膜に異常が無い所までの高さをcmで表します。大きい方が良い。
- 耐水性
- 外観と一次密着と同様の方法で評価します。外観異常の例としてブリスター (表面のブツブツ)があります。
- 塩水噴霧試験
(SST) - 試験機で錆の発生(酸価)を促進させ、セロテープで剥離を行うと異常のある部分が剥離します。少ない方が良い。
- 耐酸性・アルカリ性
- 全く異常が無い = ◎、許容範囲 = ○、異常あり = ×
異常とは : 色、艶の異常、ブリスター、剥離