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ご使用時のポイント 
このHP中のブログは開発者である私がコメントしております。時間の許す限りサイクロンスプレーのAmazonレビューや他のブログ等を拝見しており、本当に多くの方にご使用いただきうれしい限りです。
その内容について多い又は共通していると思われる事は、サイクロンスプレーを「厚く塗り過ぎているのでは無いか」と言う事です。 サイクロンスプレーの適正膜厚は 15μm前後と書いてありますが膜厚計が無ければ、どれ位かは分かりにくいのだと思います。
弊社の上塗り(トップコート)用塗料では一般的に 20～30μm前後なので、そこを基準にしても半分程度。ここから推測するとサイクロンスプレーは15μmでは塗装完了しても透けて見える場合もあります。特に白は ! (グレーは若干隠蔽が良くその透け感が緩和される意味もあったりします)
サイクロンスプレーはプライマーなので、求める性能は「素地と上塗りとの密着性を上げる事」「素地の保護の為特に防錆力を上げる事」を目的としており、塗装した膜厚が見た目薄いと思われても我慢して厚く塗り過ぎないようにして下さい。隠蔽 (キレイな色の仕上がり)等は上塗りで達成して下さい。
適正膜厚以上は更に塗装時のタレにも影響します。薄いと思われても(15μm±5μm程度塗れていれば)性能はOKなんです。
色々な理由から、その様な設計になっています。分かりにくくて申し訳ありません・・・ 厚めに塗る必要がある場合は新製品であるサイクロンスプレーPRO FACE W ホワイトを使用して下さい。
この商品は特徴を変えた別製品になりますので違いをホームページ等で確認してご使用ください。
旧塗膜の上にサイクロンスプレーPRO FACE を塗装したら、チヂミが発生した (旧塗膜が溶けた) 等の報告があります。 その可能性がある為、影響の無い部分等でご確認後に使用して下さいとしております。これは塗料設計時に目標とした性能を優先とした結果になります。
弊社で取り扱う平均的な塗料を題材にすると溶剤系塗料では
1.シンナーが蒸発し乾燥するだけのラッカーと言われるタイプの物
2.一液塗料であるが、空気中の酸素や湿気により常温で反応し硬化塗膜を形成する物
3. 硬化剤を混ぜる事で反応し塗膜形成する2液タイプ物。
4.焼き付ける事で塗膜を形成する物
に大別したとすると、1以外は反応する事で全く別物の塗膜になっておりこれらは溶剤で簡単に解ける事はありません。逆に言うと1のラッカータイプで塗装した塗膜は溶剤によって溶けて戻ります。
高価であったり手間が掛かったりする等の 2～4の塗料では簡単に溶剤で溶ける事が無い、つまり耐溶剤性が発揮できるのです。
サイクロンスプレーは 1 のラッカータイプですが自身の溶剤が強めな為ガソリン程度の溶剤では溶けない性能になっています。レビューで見かけましたがパーツクリーナー程度では溶けません。※逆に塗ってしまったサイクロンスプレーを取りたいと問い合わせがありました。その場合は市販のラッカーシンナー (酢酸エチル等入った物)であれば取れると思います。塗料用シンナーと言われる物は石油系溶剤で溶解力ありませんので溶けません。
更にサイクロンスプレーで使用の樹脂は耐溶剤性に加えて高性能である高分子の変性エポキシ樹脂を使用している為であり高分子になる程強い溶解力を必要とします。
もう一点、有害として避けられているトルエンやキシレンを入れたくなかった。これらを入れる前提であれば溶解力を若干落とすことが可能且つ乾燥を早くする事が可能であったが、入れずにTXフリー商品としたかった為。
概ねこう言った内容になります。耐溶剤性の弱い塗膜状に塗る場合に薄く乾燥させながら何回か塗って行く等は塗装技術になりますのでここでの発言は控えます。問題のない塗膜への塗装か金属素地面を出してから又は新規の塗装をお願い致します。(より強い塗膜にしたかった事のマイナス部分です 力足らずで申し訳ありません)
※サイクロンスプレーPRO FACE 各色 の場合は上塗りにラッカータイプの塗料のご使用時にも注意して下さい。塗料で言われる相性が悪い場合があるので、これも問題のない部分で確認後に塗装して下さい。 ラッカーを使用する場合はサイクロンスプレーPRO FACE W を使用して下さい。
ご質問がある場合は出来るだけお答えしたいと思います。
