実物試験 10か月どうなった !!
2019年10月 に掲載の試験を本日確認してみた !
当時の試験、忘れているので再度ここに掲載し続けて結果をのせます。
2019/10/2
配電盤の塗装をしている時に見つけた、配線管 5 本。普通に塗装するつもりでしたが、どうせ塗装するならプライマーを塗り分けてみようと思いました。
よく見てみると一部は既に塗装が剥離しています。剥離した部分は錆びています、と言うか錆びているから剥がれた状態です。この様子だと塗膜を剥ぐと下は錆びている部分がまだ出てきそうです !
ステンレス製ワイヤーブラシで塗膜をそぎ落とした後、以前に使用したオービルサンダー、ペーパー#240で削り出しました。
塗膜を削り錆部分も削って、光沢が出たと思えば、また錆状態に・・・まあそれぞれの配管の状態は同程度と言って良いと判断し進めます。
①.サイクロンスプレーPRO FACE
②.さび止め クリヤータイプ
③.プラサフ
④.変性アルキッド系
⑤.(他社) 変性エポキシ
さて、この上にトップコートを共通で塗装しますが、今回はウレタンよりも塗膜劣化の差が早くでるかもしれないと思い、アクリルラッカー系のメタリックシルバーを塗装しました。
さて、塗装はしましたが、どれぐらいで差がてるがまったく見当がつきません。試験用のテストピースを用いJIS規格の試験では差が出る事は確認済みです。
しか~し、実際はそう簡単に、しかも同じ結果になるとは確認するまでは何とも言えません。このまま水に浸ければすぐに差が出るけれども、実際の天候はそんな状態にはなりません。 ユーザー様も含め忘れた頃に、塗膜が膨れたり剥離したりして、「そんな物かな~」と放置・・・が普通でしょうか ?
そんな物かどうか確認しておきましょう。但し、結果はいつ出るか分かりません。またその頃つづきを掲載します。忘れないかな・・・
※あまり長くなりそうなら、水ぶっかけます~、 霧吹きで塩水かけた方がよいか~ それでは。
2020/07/31
はやく結果が知りたくて、やってしまいました~。 何回か塩水を「霧吹き」でかけました。それでも全く、差がつく気配もありません。
しか~し、最近、様子がっっっ。
それでは、見た目の酷い部分と、そうでない部分をそれぞれカッターで×カット !
上部と中間位の部分
①.サイクロンスプレーPRO FACE
②.さび止め クリヤータイプ
③.プラサフ
④.変性アルキッド系
⑤.(他社) 変性エポキシ
まだ1年も経っていませんが、我慢できずにカットしてしまいましたが、差は見られます。
※最近急に錆が見られるようになった理由は、やはり梅雨でしょう。高温、高湿度。 急な雨の後、からっと晴天。 この繰り返しはキツそうです。
これ位の期間では、正直③はカットしなければ、外観に関して悪くありませんでした。
しかしこのまま継続して行くと、差が開くと思われます。 根拠は塗膜の密着が甘い為に、その層に水や錆が侵入し易いと想像出来るから。
③が思ったより良かったのと逆の理由で②は悪い結果になったと思います。それは膜厚です。防錆力は使用した樹脂、顔料、も要因ですが、特に表面が凸凹した物には膜厚をつけなくてはなりません。一番尖った、先端に塗料がのらないと錆が発生し易いです。
こういった事は、スプレー塗装の場合は、少しづつ、塗っては乾かし、また塗ってを繰り返す方法で防ぎましょう !
くれぐれもイッキに厚く塗ろうとすると、尖った頭が出ます。→ 点錆の発生
注意! 表面が凸凹している場合の塗装方法であり、サイクロンスプレーPRO FACEの場合は、膜厚が厚ければ厚いほど良い分けではありません。やり過ぎには注意して下さい。
引き続き様子は観察して行きます。!