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開発の裏に・・・

ご挨拶

サイクロンスプレー PRO FACE グレー 出来ました。

まず1つめできました。
● 乾燥性    こんなものでしょうか。
● タレ     大丈夫
● 密着性能   変性エポキシはこんなものでしょう。(弊社基準)
● 耐水防錆   変性エポキシはこんなものでしょう。(弊社基準)
● 環境性能   優秀ですね。TXフリー、F☆☆☆☆、RoHS、REACH 等。
● 耐溶剤性   スプレー化する為に充填液で溶けるように作ってあるので仕方がない。 耐溶剤性が必要な場合は焼付乾燥すればOK。


◆気になる点

TXフリー(トルエン、キシレンを使用しない) に仕上げる事が出来たが、その代わりに臭いが強め !  換気はしっかりしましょう。


これを読まれている方にご説明を・・・

日本でも、ヨーロッパでもベンゼン、トルエン、キシレン(略称 BTX or TX)は確実に悪いと言う分類に入っています。(他はこれより良いといっているわけではありません) その為にトルエン、キシレンは常に製品から抜きたい候補とされます。この内トルエンは臭いの強さは控えめで人によっては常習性の果てに中毒になってしまう溶剤の一つです。これらを代替するため用いた溶剤の内、PRO FACEで強く匂ってしまう成分はシクロヘキサノンと言う溶剤になります。

人が飲むアルコールですら有害性がある中で、有機溶剤で有害性の無い物等無い事を断った上で、法律面からは「トルエン」「キシレン」が関連した法令は

● 毒劇法による劇物
● 有機則の第2種有機溶剤
● 特化則の第2類物質 特別有機溶剤等 (工業用キシレン中のエチルベンゼン)
● PRTRの指定化学物質
● REACH 規制対象物質 : トルエンのみ  (SVHCの懸念段階で無く決定されている)

一方シクロヘキサノンは

●有機則の第2種有機溶剤

塗料作製者からの観点で見た法律はこの様な感じ。だから「トルエン」「キシレン」を使用しない事の方が良いでしょう・・という事が言いたいのです。
しかし今後も臭いも含めより環境にやさしい製品を開発していきたいと思っています。


※ベンゼンは日本ではまず使用しません。原料中に入っている物を見た事がありません。
一方 第2種有機溶剤は溶剤系塗料で抜く事は難しいです。

まずはご挨拶。 今後もいろんな情報発信していきます。

PROFACE サイクロンスプレー

PRODUCTS製品情報

多くの比較試験から作られた
一液変性エポキシ樹脂塗料。
各種素材に幅広く対応した
高品質プライマー。

サイクロンスプレーに関するご質問等、
お気軽にご連絡ください。

斎藤塗料株式会社


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