A6063 塗れるのか ? 
工場内 塗装メンテ企画で配電盤を塗装している時に、横にある消火器ボックスが "くたびれている" のを発見。取っ手部は恐らくアルミのA6063 と思われます。
塗ってみたい !。 やってみました。


消火器ボックス本体は別途塗装。本題ではないので軽く簡潔に述べます。
①塗装面ペーパー研磨 (オービルサンダー使用)
②プライマー アルキッド系のサビ色を選択
③トップコート ウレタンで耐候性の良い顔料のレッド
④文字部のマスキング マスキングテープを貼りカッターで切り取る。型は紙にプリンター印字
④文字塗装 マスキング部に同種のウレタンホワイト塗装
本題の アルミA6063 部分 複雑な形状をしているので、手でペーパー #400を用い軽く研磨し、表面の油分を脱脂(手に入る溶剤等で)後サイクロンスプレーPRO FACE を塗装 。
サイクロンスプレーPRO FACEは焼付乾燥OKなので、少々加温しすぎても大丈夫。
なのでヒートガンで強制乾燥しました。

密着しているかどうか確認する為に、側面をカッターでクロスカットしセロテープ剥離にて密着性を確認しました。

トップコートはなんでも良かったのですが、アクリル化アルキッド系である弊社アイエスコートのメタリックシルバーにエアゾールスプレーがあるので、それを使用しました。

消火器ボックスの最初の状態からすると、新品と見違える状態。消火器の字体が変わった事はご愛嬌 ! (同じ丸ゴシックのフォントがPCに入っていないので)
まとめ : アルミでA6063は塗装しにくいと言われる素材ですが、今回塗装したA6063は塗装出来ました。 と言うのも、塗装前のアルミの状態は光沢が無く如何にも表面がざらついた感じでありました。なお且つ軽くではありますが表面を研磨したので、密着した可能性もあります。使用する場合は表面の研磨をし、密着する事を確認してから使用する事をお勧めします。
また違うA6063をみつけてテスト回数を増やしま~す。