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さびのまま塗装 問い合わせ。

昔から、時々さびのまま塗装してOKですか ? だめですか ?と問い合わせを頂きます。

そりゃあメーカーとして、キチンと錆を取って油分も取り除いて乾燥してから塗装して下さいとその都度説明させて頂いております。

しかし、個人的なDIY作業をしていると、手に負えない部分についての錆取り作業は、「いってしまえっ!」とそのまま進める事も事実です。個人的な場合ですが。

なので、とりあえず、「そのまま塗装したらどうなるのか」やってみました。

鉄の板 (SPCC-SB ミガキ鋼板)を塩水噴霧器中に24時間放置し錆を発生させようと試みた結果です。

少し動かすだけで「ボロボロ」と錆が・・・こんなになるとは思っていませんでした。

あまりに錆が多く、この上に塗料を塗装して比較しようにも錆からボロボロと取れてしまうでしょうから、本当に軽く#400ペーパーで研磨して、錆のまま簡単に剥離しないようにして見ました。

プライマーとしての効果はあるのかも確認の為、以下の図の様に試験しました。

試験方法は塩水噴霧試験 35℃ 5% NaCl 連続噴霧 24時間で行いました。

エポキシ樹脂で行う場合は通常ミガキ鋼板であれば1週間でも持ちますが、今回は錆に塗装したので、どれ位耐久性があるか分からない為24時間で行いました。

「結果」

セロテープ剥離前の状態  (微細な点確認の為、コントラストUPしています。)
左 : プラサフ  右: サイクロンスプレー   セロテープ剥離後

まず、プライマーとしての有効性は、プラサフに於いては、あった方が良いというレベル。(私の個人的な感想) サイクロンスプレーは確実に有効性が見られる。また、本題の塗料比較に於いても明らかな優位性が見られる。

但し、メーカーとしては改めてキチンと錆を取り塗装して下さいと言います。

が、実験の結果は優位性は確認出来ます。 っっ表現の難しい所です。

この結果を見て、私個人がDIYをする時には、錆を取れない場合でも上からサイクロンスプレー(変性エポキシ系)を塗装しちゃいます。 個人的にです。

いやぁ。今回別のブログ掲載用に、プライベートの自転車を身を挺して塗装しましたが、あまりにも細かいネジ類等錆が多くてやってられない気持ちになり、錆が残ったまま塗装してしまいました。

DIY程度で塗装される方なら特に、同じ気持ち(そのまま塗っていいか ? 塗っていいか ?? ) になるのが良く分かりました。

結論  錆を取らずに塗りましょうとは言いません。 但しサイクロンスプレーをプライマーとして塗装すると塗らないより確実に効果はありますよ !    個人の責任でやりましょう。。 苦しい !


追記 塗装物を正しい状態にしないと本来の塗料性能が発揮出来ない事は知っておいて下さい。

追記考察として

セロテープ前後2種の画像共、未塗装の下側は左のプラサフ塗装物の方が錆が多く観察出来ます。 これは左の錆状態が元々「酷かった」のでは無く、上部の表面より発生した錆が多い為に下に流れ、結果として下部に多く錆が見られると思われます。 ちなみに試験機中も画像と同じく塗装部が上になる様に設置しておりました。

PROFACE サイクロンスプレー

PRODUCTS製品情報

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一液変性エポキシ樹脂塗料。
各種素材に幅広く対応した
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